少し切なくなった

石釜パン工房ば~すでい

2008年09月29日 22:10

会社に来る途中で、みんみんぜみが鳴いていた。もう半袖では少し肌寒い季節なのに。

間が悪かったのか。少し心配になった。人生(いや蝉生)の最後の輝かしき時期に(セミは最後の晴れ舞台を飾るために地中で6年間も下積みをすると聞いている)、最愛のパートナーは見つかったのか?地上に上がってくるのが少しばかり、遅すぎたのではないのか。

喉がかれるほど鳴いても、いや腹が破けるほど鳴いても、もう仲間たちは、真夏の空の下で錦を飾って、すでに去ってしまったのではないか。

秋の匂いがかすかに入り混じった風を感じながら、少し切なくなった。
愛子店高橋でした。